韓国の天気・気温・UV指数
韓国の気象庁(기상청)が発表する公式の観測・予報データです。 都市を選ぶと、現在の天気・時間別予報・本日のUV指数(紫外線指数)がまとめてわかります。
傘を持つか決めるときは、確率より「時間帯」を見る
一日の降水確率だけで判断すると、半日ぶんの予定を無駄に潰しがちです。時間別予報を横に読んで雨が集中する数時間を見つけ、その時間に屋内の予定を寄せるほうが効率的。韓国の夏は短時間に強く降る소나기(にわか雨)が多く、朝から晩まで降り続く日はむしろ多くありません。
同じ気温でも、季節によって体感はまるで違います。夏は湿度で気温以上に蒸し暑く、秋は乾いて日中が快適でも朝晩の冷え込みが大きく、冬は北西からの季節風で数字より寒く感じます。服装は気温の数字だけでなく風と湿度、一日の寒暖差まで見て決めると外しません。
その「体感」を韓国は数字にしています。체감온도(体感温度)がそれで、夏は気温と湿度から、冬は気温と風から算出されます。暑さの特報もこれが基準で、폭염주의보(猛暑注意報)は日最高体感温度33℃以上、폭염경보(猛暑警報)は35℃以上が2日以上続く見込みのとき。2026年からは、すでに猛暑警報が出ている地域で体感温度38℃または最高気温39℃が1日でも見込まれるときに出る폭염중대경보(猛暑重大警報)が加わりました。同時に、夜の最低気温25℃以上が続くと出る열대야주의보(熱帯夜注意報)も新設されています。寝苦しさの目安になるので、夏に何泊かするなら見ておいて損はありません。
33・35という数字は日本の熱中症警戒アラート(暑さ指数33以上)と同じに見えますが、ものさしが違います。日本の暑さ指数(WBGT)は気温・湿度に加えて日射などの輻射熱まで含む指標で、韓国の体感温度は気温と湿度から出す指標です。数字が並んでいても中身は別物なので、「日本の33と同じ暑さ」と思い込まないでください。
東京と比べると、どれだけ違うのか
「韓国は寒い」とよく言われますが、寒いのは冬だけです。韓国 気象庁と日本の気象庁がそれぞれ公表している同じ期間の平年値(1991〜2020年)を並べると、違いがどこに出るのかがはっきりします。
- 1月の平均気温 — ソウル −2.0℃ / 東京 5.4℃(差は7℃以上)
- 8月の平均気温 — ソウル 26.1℃ / 東京 26.9℃(ほぼ同じ)
- 年平均気温 — ソウル 12.8℃ / 東京 15.8℃
- 年降水量 — ソウル 約1,418mm / 東京 約1,598mm
つまり夏の暑さは東京とほとんど変わらず、冬だけが別世界ということです。夏の服装は東京の感覚のままで構いませんが、冬は同じ月でも一段階厚い装備が要ります。しかもソウルは内陸で風が抜けるため、体感の差は7℃よりさらに開きます。
降水量は年間では東京より少ないのに「韓国の夏は雨が多い」と感じるのは、一年ぶんの雨が夏に集中するからです。裏を返せば冬のソウルは雨も雪も少なく乾くので、冬の荷物には傘よりリップクリームが効きます。
同じ日でも、街によってこれだけ違う
- ソウル・京畿 — 内陸性の気候で、冬は最低気温が氷点下の日が続きます。
- 大邱・大田などの内陸 — 夏の暑さで知られ、大邱には「대프리카(テプリカ=大邱+アフリカ)」という愛称があるほどです。
- 釜山・江陵など海沿い — 冬はソウルより穏やかですが、夏は湿気でべたつきます。
- 済州島 — 本土より暖かい一方、風が非常に強い日があり、フェリーが欠航することもあります。
雪の降り方には、日本でおなじみの仕組みと、日本にはない仕組みの二つがあります。ひとつは日本と同じで、北西の季節風が黄海を渡るあいだに水分を含み、西の海沿い(全羅道の海岸部や済州の山間)に雪を降らせるもの。日本海側に雪が積もるのとまったく同じ理屈です。もうひとつが韓国ならではで、北東の風が東海(日本海)を渡って太白山脈にぶつかり、山脈の東側にあたる江陵・束草あたりに大雪を降らせます。こちらは斜面が急なぶん雪雲が一気に持ち上げられ、湿った重い雪がまとまって積もります。「日本海側が雪」という日本の地図の感覚だけで当てはめると、ちょうど反対側を見落とすことになります。
ソウルはそのどちらからも外れた位置にあるため、冬は乾いて晴れる日が多く、積雪はさほど多くありません。雪景色やスキーが目的ならソウルの予報だけで決めず、江原道側に切り替えて見てください。逆に、雪や凍結を避けたい旅ならソウル中心の日程のほうが無難です。
UV指数は、冬でも曇りの日でも見る価値がある
紫外線は雲をある程度通り抜けるため、曇っていても指数が下がりきらないことがあります。雪や海面、コンクリートの照り返しも加わるので、スキー場や海辺では晴天以外でも対策が必要です。
ソウル観光は歩く時間が長くなりがち。指数が高い日は帽子とサングラスに加えて、日陰の多いルートを選ぶだけでも消耗が変わります。日焼け止めは現地のドラッグストアやコンビニでも買えるので、現地調達でも間に合います。
UV指数(자외선지수)は読み替えのいらない数少ない項目です。WHOが定めた国際的な指標なので、日本の気象庁が使う区分と韓国の区分は同じ。「3〜5は中程度」「8以上は非常に強い」という日本で身についた感覚を、そのまま使えます。
そして韓国観光は、思っているより日差しの下にいます。宮殿は広い石畳の中庭を歩き、山あいの寺は階段が続き、釜山の海沿いの遊歩道には日陰がありません。指数が高い日に日傘を差して歩いても浮きません — 韓国では晴雨兼用の傘を日よけに使うのはごく普通の光景です。
雨・台風・黄砂の日の組み替えプラン
- 大雨の日 — 博物館・美術館、地下街、大型ショッピングモール、チムジルバン(찜질방)は天気と関係なく楽しめます。
- 台風の時期 — 8〜9月ごろは影響を受けることがあります。済州行きのフェリーや一部の国内線が運休になり得るので、前日に運航状況を確認しましょう。
- 春先 — 気温がよくても黄砂や微細粉塵でかすむ日があります。天気とあわせて大気質も見ておくと、屋外の予定を立てやすくなります。
台風は、日本で聞いた番号がそのまま通じます。北西太平洋の台風に番号をつけ、名前を割り当てているのは日本の気象庁(地域特別気象センター東京)です。そのため日本の「台風12号」は韓国でも제12호 태풍で、番号も名前も同じもの。ただし名前そのものは日本や韓国を含む加盟国が出し合った共通リストから順に使われるので、韓国語由来の名前(개미=アリ、노루=ノロジカなど)が回ってくることもあります。数は日本よりずっと少なく、韓国 気象庁の平年値で影響を受ける台風は年に3.1個(夏に約2個・秋に約1個)にとどまります。
微細粉塵(미세먼지)の等級表示は日本の感覚よりかなり厳しめです。韓国のPM2.5予報は日平均で좋음(良い)0〜15・보통(普通)16〜35・나쁨(悪い)36〜75・매우나쁨(非常に悪い)76以上(単位はμg/m³)。日本で注意喚起の目安とされる値が日平均70μg/m³なので、「나쁨」の多くは日本なら注意喚起にすら至らない水準です。言葉の強さではなく、매우나쁨かどうかと屋外にいる時間の長さで判断してください。
覚えておくと便利な単語は、비(雨)・눈(雪)・맑음(晴れ)・흐림(曇り)・소나기(にわか雨)・태풍(台風)です。予報や特報で使われる言葉は漢字語が多く、日本語とほぼ同じ発想で読めます。주의보は注意報、경보は警報。ほかに강수확률(降水確率)・체감온도(体感温度)・폭염(猛暑)・한파(寒波)・미세먼지(微細粉塵=PM10)・초미세먼지(超微細粉塵=PM2.5)・황사(黄砂)を押さえておけば、韓国語のままの予報画面でも要点はつかめます。
ここに書いたのは一般的な旅行情報です。警報・注意報などの最新情報は韓国気象庁(기상청)の公式発表を確認し、日焼けや熱中症など体調に関わる判断は医療機関の助言を優先してください。
よくある質問
韓国旅行に一番向いている季節はいつですか?
気候だけで見れば、夏の湿気が抜けて空が澄む秋(9月下旬〜11月)と、花が咲く春(4〜5月)が過ごしやすい時期です。雨や雪の量が一年で最も少ないのは実は冬ですが、寒さと風の強さを考えると歩きやすいのは秋。ただし春は黄砂や微細粉塵、秋は連休の混雑という別の要素があるので、天気・大気質・祝日カレンダーを合わせて見て決めるのがおすすめです。
梅雨(장마)はいつからいつまでですか?
済州島から始まって少しずつ北上します。平年値でみると済州は6月19日ごろ始まって7月20日ごろまで、ソウルを含む中部は6月25日ごろ始まって7月26日ごろまでで、期間はおおむね1か月ほどです。ただし前後に1〜2週間ずれる年があるので、日付ではなく幅として考えてください。この時期は湿度が高く洗濯物も乾きにくいので、乾きやすい靴と替えの靴下を多めに、宿に乾燥機があるかも確認しておくと快適です。風の強い日は折りたたみ傘が壊れやすく、長傘のほうが安心です。
ここでいう「気象庁」は日本の気象庁のことですか?
いいえ、韓国の기상청(漢字では氣象廳)です。漢字にすると日本の気象庁と同じ表記になりますが、別の国の機関で、韓国の観測・予報・特報を出しているのはこちらです。このページが表示しているのは、その韓国 気象庁が公開している公式データです。ただし台風の番号と名前だけは日本の気象庁が付けたものが韓国でもそのまま使われるので、その部分は共通です。
「미세먼지 나쁨」と出たら外出はやめるべきですか?
韓国のPM2.5の「나쁨(悪い)」は日平均36〜75μg/m³で、日本で自治体が注意喚起を出す暫定的な指針値(日平均70μg/m³)より手前から始まります。言葉は強めですが、多くの場合は日本の注意喚起の水準には達していません。屋外に長くいる予定を短くする、マスクを持っておく、といった調整で十分なことがほとんどです。ただし呼吸器や循環器に不安のある方、小さなお子さんや高齢の方は低い濃度でも影響を受けることがあるため、体調を優先して決めてください。
冬のソウルはどのくらい着込めばいいですか?
内陸で風が強いぶん、気温が同じ日本の都市より寒く感じることが多いです。厚手のコート一枚より薄手を重ねて屋内の暖房に合わせて脱げるようにし、手袋・マフラー・耳を覆えるものがあると屋外の移動がぐっと楽になります。
韓国の天気予報アプリは日本語に対応していますか?
韓国の主要な天気アプリは韓国語が中心で、日本語対応は限られます。このページは韓国気象庁の公式データをもとに日本語で表示するので、アプリを入れずに都市を切り替えて確認できます。