単位変換ツール

日本も韓国もふだんはメートル法(km・kg・°C)。でも海外のレシピやネット記事、輸入品の表示ではマイル・フィート・ポンド・華氏(°F)に出会うことも。長さ・重さ・温度をその場でサッと変換できます。

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よく使う変換

ℹ️ マイル・フィート・インチ・ポンド・華氏(°F)は主にアメリカで使われる単位です。日本・韓国ではあまり見かけませんが、海外サイトや輸入食品のパッケージ、機内の案内などで登場します。表示される数値は目安としてご利用ください。
🌡️ 華氏(°F)のざっくり換算: °C を約2倍して30を足すと、だいたいの°Fになります(例:20°C → 約68°F)。逆に°Fから30を引いて半分にすると、おおよその°Cです。旅行中の天気予報チェックに便利です。

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韓国でメートル法以外の数字に出会う場面

韓国も日本と同じくメートル法の国ですが、暮らしの中には昔ながらの単位が残っています。しかも面白いことに、その数字はほとんど日本の尺貫法と同じです。20世紀初めに朝鮮の度量衡が日本の単位へ合わせて統一された名残で、坪も匁も升も、換算値が日本とぴったり一致します。

  • 평(ピョン) — 部屋や店の広さ。日本の「坪」と同じで約3.3058㎡です。ざっくり1평 ≒ 2畳。公式な表記は㎡ですが、会話や物件の説明では今も평がよく使われます
  • 근(クン) — 市場の量り売り。肉は1근=600gで、これは日本の昔の1斤(600g)と同じ数字。野菜や果物の근は本来375g(=100돈)でしたが、今は400gとして通ることが多く、店によっても違います
  • 돈(トン) — 金・銀の重さ。1돈=3.75gで、日本の1匁とまったく同じ単位です。鍾路の貴金属店では今も「한 돈いくら」で値段が付きます
  • 되(トェ)・말(マル) — 米や豆を量る市場の単位。1되=1.8L、1말=18Lで、日本の1升・1斗と同じ。1홉(ホプ)=180mlも日本の1合と同じ量です
  • 인분(インブン) — 「〜人前」。サムギョプサルなど、2인분からの注文が基本という店もあります

「34평」は34坪ではない — 面積表示の落とし穴

ここが、日本の読者がいちばん誤解しやすいところです。1평が1坪と同じ広さなら、韓国の物件広告の「34평」は日本の34坪(約112㎡)だと思ってしまいます。数字としてはそのとおりなのですが、何の面積を指しているかが違います。

韓国のマンション広告の평数は、ふつう공급면적(供給面積) — 専有部分に、廊下・階段・エントランスなど共用部分の持ち分を足したもの — で書かれます。日本の広告が原則として専有面積を出すのとは基準が違うわけです。韓国語の전용면적(専用面積)が、日本でいう専有面積にあたります。

  • 韓国でいちばん数の多い間取り、俗に「국민평형(クンミンピョンヒョン)」と呼ばれる住戸は전용면적が84㎡。これを평に直せば約25평です
  • ところが共用分を足した供給面積は112〜114㎡ほどになり、広告では34평として売られます
  • つまり「34평」を日本の感覚で読むと、実際に住む部分は供給面積の4分の3ほど — 2割5分ほど狭いことになります

2007年7月からは計量に関する法律により、契約書や広告などの公式な表示は㎡に統一されています。数字を突き合わせるときは、평ではなく㎡の、しかも전용면적を見るのが確実です。逆算するときは、㎡×0.3025で평、평×3.3058で㎡になります。

日本側の「帖(畳)」に置き換えるときも、ひと呼吸おいてください。畳の実寸は地域でばらばらで、江戸間は1.5488㎡、中京間は1.6562㎡、京間は1.82405㎡、団地間は1.445㎡。そのため日本の不動産広告では「畳1枚あたり1.62㎡以上」と規約で決められています。㎡から帖に直したいときは、この1.62で割るのがいちばん近い答えになります。전용면적の84㎡なら、およそ52帖という計算です。

換算した数字を、どこまで信じるか

上の結果は読みやすいように丸めています。日常の場面ではそれで十分ですが、基準ぎりぎりのときだけは元の単位で考えるのが安全です。

たとえば預け荷物の上限が23kgのとき、ポンドに直すと50.71lbです。これを「約51lb」と読んで51lbまで詰めれば23.13kgとなり、kgの上限をわずかに超えます。逆に「約50lb」と読めば22.68kgで、使えるはずの320gを残したまま空港へ向かうことになります。重量制限・身長制限のように「以上/以下」で線が引かれるものは、現地で使われている単位のまま確認してください。同じ値を換算して、また元に戻すと、末尾の桁がずれることもあります。

逆に、丸めてかまわない場面のほうが多いので、暗算のコツも覚えておくと画面を開かずに済みます。

  • 평 → ㎡ は3倍して1割足す。20평なら60+6で66㎡(正確には66.1㎡)
  • ㎡ → 평 は3で割って1割引く。100㎡なら33-3.3で約30평(正確には30.25평)
  • ㎡ → 帖 は1.6で割る。40㎡なら約25帖
  • だけは計算不要。韓国はmm表記で、日本のcm表記を10倍するだけです。24.5cm=245、27.0cm=270

靴だけは日本の読者が得をします。日本も韓国もサイズが足の長さそのもので、単位がcmかmmかしか違いません。欧米の7や42という数字は足長ではなく独自の目盛りなので、この読み替えは通じません。

数字の見た目で戸惑うところ

韓国の値札や表示の書き方は日本とほぼ同じです。小数点はピリオド、3桁ごとのカンマも同じ。ただし金額の感覚だけは違い、₩10,000は「1만원(1万ウォン)」と、万を単位にして会話が進みます。

気温も日本と同じ摂氏ですが、天気予報では氷点下を영하(ヨンハ)と言葉で表します。「영하5도」はマイナス5℃のこと。マイナス記号が付かない表示に慣れておくと読み違えません。

数え方でもうひとつ、日本でよく知られているわりに情報が古いままなのが年齢です。「韓国は数え年」と覚えている方が多いのですが、2023年6月28日に施行された「満年齢統一法」(行政基本法・民法の改正)で、法律・契約・公文書の年齢は日本と同じ満年齢に一本化されました。生まれた時点が0歳で、誕生日ごとに1つ増える、あの数え方です。会話では今も「한국 나이(韓国式の数え年)」が顔を出すことがありますが、書類の数字で迷う場面はなくなりました。

よくある勘違い

「フィートやマイルは世界共通」ではありません。韓国の道路標識と速度制限はすべてkm/h、身長はcm、食品の内容量はg・mlです。日本の感覚のまま読めるので、旅行中に換算が必要になる場面は、実はそれほど多くありません。

むしろ注意したいのは料理のときです。韓国のレシピの「1컵」は日本と同じ200mlが一般的ですが、英語圏のレシピのcupは約240ml。同じ「1カップ」でも量が違うので、そのまま置き換えると分量が狂います。逆に言えば、韓国のレシピは日本の計量カップとスプーンでそのまま作れるということです。큰술(大さじ)は15ml、작은술(小さじ)は5mlで、これも日本と同じ。英語に訳された韓国料理のレシピを経由するより、ハングルのまま翻訳アプリで読んだほうが分量が正確になります。

換算では追いつかないもの

数字を直せば済むものと、そうでないものがあります。旅行の準備で失敗しやすいのは、後者のほうです。

  • 電圧とプラグ。韓国は220V・60Hzで、コンセントは丸いピンが2本のC/SEタイプ。日本は100V・50/60Hzで平たいAタイプです。変換プラグはあくまで形を合わせるだけで、電圧は変えてくれません。充電器の刻印に「100-240V」とあれば変換プラグだけでそのまま使えますが、「100V」としか書かれていないヘアアイロン・ドライヤー・電気ケトルなどは変圧器が必要で、そのまま挿すと壊れます。日本は世界でもっとも電圧が低い国のひとつなので、この落差はほかの国から来る旅行者より大きくなります。
  • 服のサイズ。女性の44・55・66・77、男性の95・100・105といった数字は、日本の7号・9号・11号ともS/M/Lとも別の体系で、掛け算では出てきません。サイズ表を見るしかないので、サイズ変換ツールのほうをお使いください。
  • 인분(人前)。「2인분」は重さではなく提供のしかたを表す言葉で、何グラムと決まっているわけではありません。店によって量が違うので、換算の対象になりません。

よくある質問

韓国は日本と同じ単位を使っていますか?
長さはm・km、重さはg・kg、温度は摂氏で日本と同じです。違いが目立つのは靴のサイズで、韓国はcmではなくmm表記(24.5cm=245)なので、そこだけ読み替えが必要です。

「평(ピョン)」は何㎡ですか?
1평は約3.3㎡で、日本の1坪と同じ広さです。ホテルや飲食店の広さを説明するときに口頭で使われますが、契約書や公式な表示は㎡に統一されています。

市場で「1근」と言われたら何グラムですか?
肉なら600g、野菜や果物なら400gが目安です。ただし店や品物によって基準が異なるので、量が大事なときは「〜그램(グラム)」で伝えるほうが確実です。

換算結果が公式の数値と少し違います。
この計算機は読みやすさのために端数を丸めています。手続きや重量制限のように厳密さが求められる場面では、丸める前の数値や、現地表示の単位そのままの数字をお使いください。

マンション広告の「34평」はどのくらいの広さですか?
約112㎡ですが、これは供給面積(공급면적)といって、専用部分に共用部分の持ち分を足した数字です。日本の広告が示す専有面積にあたる전용면적は84㎡前後で、実際に住む部分は2割5分ほど狭くなります。比べるときは㎡の전용면적どうしで見てください。

日本の電化製品は韓国でそのまま使えますか?
韓国は220V・60Hz、コンセントは丸ピンのC/SEタイプです。充電器に「100-240V」と書かれていれば変換プラグだけで使えます。「100V」専用のヘアアイロンやドライヤーは変圧器が必要で、変換プラグだけで挿すと故障します。

韓国の年齢の数え方は日本と違いますか?
2023年6月28日施行の「満年齢統一法」により、法律・契約・公文書の年齢は日本と同じ満年齢に統一されました。会話では今も数え年(한국 나이)が出ることがありますが、書類上のずれはありません。

韓国のレシピの「1컵」「큰술」は日本と同じ量ですか?
同じです。1컵は200ml、큰술(大さじ)は15ml、작은술(小さじ)は5mlで、日本の計量カップ・スプーンがそのまま使えます。違うのは英語圏のcup(約240ml)のほうなので、英訳レシピを経由しないほうが正確です。

執筆・管理:OPDADA(韓国在住)· 最終確認 2026年8月 · 誤りにお気づきの方はお知らせください