為替レート計算(ウォン⇄円)
韓国ウォン(₩)と日本円(円)を最新のミッドマーケットレートで相互換算します。 カード会社の換算レートはこれに近く、空港の両替カウンターやホテルはこれより不利なのが一般的です。
| 通貨 | = ウォン |
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基準レートは「誰も手に入らない中間値」
ここに出ている数字は、その通貨を売る値段と買う値段のちょうど中間です。両替所や銀行は、売るときは少し高く、買うときは少し安く値付けし、その差(スプレッド)が実質的な手数料になります。つまり、上の数字とぴったり同じレートで両替できることはありません。これは「基準線」だと考えて、窓口や画面に提示されたレートがそこからどれだけ離れているかで損得を判断するのが、いちばん確実な使い方です。
韓国の銀行や両替店は、この中間値を「売買基準レート(매매기준율)」と呼び、そこにスプレッドを足した金額を「お客さまが現金を買うときのレート」として掲示します。日本の銀行でいう「仲値(TTM)」に手数料を乗せるのと同じ考え方です。ただ、韓国には日本にあまりない習慣がひとつあります。「為替優遇(환율우대)」——スプレッドそのものを何%割り引くか、という値引きです。適用レートは「売買基準レート+スプレッド×(1−優遇率)」で決まるため、優遇90%なら実質の手数料が10分の1になる計算です。銀行の窓口やアプリで優遇率が話題になるのはこのためで、優遇が大きいほど提示レートは上の基準線に近づきます。
支払い方法ごとの「上乗せ」を見分ける
- クレジットカード — 基準レートに、カード会社の海外事務手数料が上乗せされます。料率はカードごとに違うので、出発前にご自身のカードの規定を一度確認しておくと安心です。
- 現地ATMでの引き出し — 事務手数料に加えて、ATM側の利用料がかかることがあります。少額を何度も引き出すほど不利になります。
- 現金の両替 — レートの中に手数料が織り込まれています。提示レートを上の基準と見比べれば、実質で何%取られているかが見えてきます。
どれを主力にするか迷ったら、韓国がすでに現金をあまり使わない国であることが手がかりになります。韓国銀行が2025年に公表した「2024年 支払手段およびモバイル金融サービス利用行動調査」では、支払い件数に占める現金の割合は15.9%で、クレジットカード46.2%・デビットカード16.4%・モバイルカード12.9%と、カード類が大半を占めました。屋台や伝統市場、地方のバスなど現金しか通らない場面は残っていますが、両替は最初の数日ぶんだけと割り切ってあとはカードで払うほうが、手数料の総額は小さくなります。
カードはブランドの違う2枚を持っていくと安心です。1枚が利用制限や磁気不良で止まったとき、同じブランドの予備では意味がないためです。海外事務手数料の料率はカード会社ごとに違い、必ずご自身のカードの会員規約に書かれています。出発前に一度確認しておけば、次からの旅にもそのまま使える知識になります。
日本円の現金は、どこで替えるか
韓国で両替を扱えるのは、銀行のほかに税関(関税庁)に登録した「両替営業者(환전영업자)」だけです。ソウルの明洞・南大門・梨泰院などにある小さな両替店がこれにあたります。登録のない相手が両替や送金を請け負うのは違法で、関税庁も刑事処罰の対象になると注意を促しています。店舗を構えて営業している銀行・両替店を使うこと。これが第一です。店内に税関の登録証が掲げてあれば、なお安心と考えてください。
場所によるおおまかな傾向は、空港の到着ロビーとホテルのフロントがいちばん不利で、街なかの両替店や銀行のほうが基準レートに近い、というものです。空港では市内へ出る交通費ぶんだけを替え、残りは街で替えるかカードで済ませる。この順番で考えると、大きくは外しません。
- パスポートを持って行きましょう。金額や店によっては本人確認を求められます。
- 硬貨は替えられません。日本円の小銭は対象外だと考えてください。
- レートは店頭の板に出ています。上の基準値と見比べ、差が何%あるかで判断します。数軒を歩いて比べられるのが街なかの利点です。
- 受け取った金額はその場で数えます。店を離れてからでは確認が難しくなります。
大きな金額を現金で運ぶ場合は、両国の申告ラインも頭に入れておいてください。日本側は外国為替及び外国貿易法により、現金・小切手・有価証券などを合わせて100万円相当額を超えて持ち出す・持ち込むときに税関への届出が必要です。韓国側は入国・出国のいずれも、米ドル換算で1万ドルを超える支払手段を携帯する場合に税関申告が必要で、ウォン現金や小切手も合算されます。旅行の通常予算なら届かない金額ですが、これは課税のためではなく記録のための手続きですから、超えるときは素直に申告するのがいちばん簡単です。
桁の多いウォンに慣れるコツ
ウォンは桁が多く、₩13,000なのか₩130,000なのかを一瞬で判断しづらいのが旅行者泣かせです。おすすめは「₩10,000が今日は何円か」だけ覚えてしまう方法。あとはその倍数で考えれば、屋台でもカフェでも暗算できます。上の早見表はまさにそのためのものです。
お札は1,000・5,000・10,000・50,000ウォンの4種類、硬貨は10・50・100・500ウォンです。最高額の50,000ウォン札は2009年に発行された比較的新しいお札で、日本でいえば1万円札にあたる「いちばん大きい1枚」です。ただし屋台や個人商店では、開店直後などにお釣りが十分そろっていないこともあります。10,000ウォン札を数枚まぜて持っておくと、支払いで困る場面が減ります。
時間についても一点だけ。韓国のウォン/ドル市場の取引時間はここ数年で大きく延びました。2024年7月に翌日の午前2時までとなり、2026年7月6日からは月曜の早朝から土曜の早朝まで連続して開いています(米国のサマータイム期間は韓国時間の月曜6時〜土曜6時、それ以外の期間は月曜7時〜土曜7時)。日本で寝ているあいだにも数字が動く、ということです。ただし土曜・日曜は止まるので、週末に見た数字は金曜の終値だと考えてかまいません。なお円のようにドル以外の通貨との取引時間は、午前9時〜午後3時30分のまま据え置かれています。
余ったウォンの片づけ方
帰国前に現金が余ったら、再両替より使い切るほうが手数料の面では有利です。1回替えるごとにスプレッドを取られるため、往復させると二重に目減りします。また多くの両替所は硬貨を扱っていませんので、小銭は交通カード(T-money)のチャージやコンビニでの買い物で消化してしまうのが手軽です。紙幣がまとまって残ったときだけ、戻すか次の旅行まで取っておくかを考えましょう。
※表示レートは参考値です。実際に適用されるレートや手数料は、各金融機関・両替所によって異なります。本ページは金融アドバイスではありません。
よくある質問
レートはどのくらいの頻度で変わりますか?
為替市場が開いている平日は刻々と動き、土曜・日曜はほぼ止まります。週末に見た数字は金曜終値のままなので、月曜以降に大きく動く可能性がある点だけ頭に入れておいてください。
日本で円をウォンに替えるのと、韓国で替えるのはどちらが得ですか?
どちらが得かは、その日の提示レートが基準レートからどれだけ離れているか次第です。出発前に日本側の提示レートを控えておき、上の基準値と見比べて何%の差があるかで判断してください。金額そのものではなく%で比べるのがコツです。
ATMでは何回かに分けて引き出したほうがいいですか?
逆です。1回の引き出しごとに固定の手数料がかかることが多いため、回数を増やすほど割高になります。滞在に必要な額をある程度まとめて引き出すほうが、手数料の総額は小さくなります。
カードで払った分の請求額は、いつのレートで決まりますか?
多くの場合、お店で決済した瞬間ではなく、カード会社がその取引を処理した日のレートで確定します。そのため旅行中に見ていたレートと、後日の明細の金額が少し違うことがあります。
両替にパスポートは必要ですか?
持って行ってください。韓国の両替店は税関に登録して営業しており、金額や店によっては本人確認を求められます。パスポートの原本が手元にあれば、断られて別の店を探す手間がなくなります。
屋台や伝統市場でもカードは使えますか?
使える店は増えていますが、確実ではありません。韓国銀行の2024年の調査でも、支払い件数の15.9%はまだ現金でした。市場や屋台をまわる予定の日は、少額のお札を用意しておくと安心です。
街の両替店が正規かどうかは、どう見分けますか?
韓国で両替を扱えるのは、銀行と、税関に登録した両替営業者だけです。登録のない相手が両替を請け負うのは違法で、刑事処罰の対象になります。店舗を構えて営業している銀行・両替店を選び、店内に税関の登録証が掲げてあるかどうかも目安にしてください。路上で声をかけてくる相手や、掲示レートより極端に良い条件を持ちかけてくる相手とは、両替しないことです。
執筆・管理:OPDADA(韓国在住)· 最終確認 2026年8月 · 誤りにお気づきの方はお知らせください。本ページは一般的な情報であり、医療・法律・税務・投資に関する助言ではありません。制度・料金・日程は変わるため、実際の判断の前に公式情報をご確認ください。