韓国で何を食べる?

おいしい韓国料理が多すぎて選べない? ボタンを押して運任せ — 料理名と、そのハングル表記、かんたんな説明が出てきます。

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おなかすいた?
ジャンルを選ぶか、そのまま回してみて。
ℹ️ ヒント:韓国では、飲食店探しにGoogleマップよりNaver Map(ネイバーマップ)KakaoMap(カカオマップ)のほうがずっと便利です。ハングル名で検索すると見つかりやすいですよ。みんなでシェアして食べる料理も多いので、誰かを誘って!

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辛いのが苦手でも大丈夫

「韓国料理=激辛」というイメージがありますが、辛くない定番もたくさんあります。サムゲタン(삼계탕)ソルロンタン(설렁탕)カルグクス(칼국수)ポッサム(보쌈)チヂミ(전)、サムギョプサルあたりは辛さがほとんどありません。ルーレットで辛そうな料理が出たら、もう一度回すか同じジャンルから選び直してみてください。

なお、辛さの調整はできないお店が多いです。ソースやスープを作り置きしている料理が中心なので、「辛さ控えめで」は通じない前提で料理そのものを選ぶほうが確実です。

そもそも辛さの「質」が日本とは違います。日本のわさびやからしは鼻に抜けてすぐ引きますが、韓国の辛さは粉唐辛子(고춧가루)とコチュジャンによるもので、舌に残り、食べ終わったあとからじわじわ効いてきます。水を飲むと口の中に広がるだけなので、和らげたいときはご飯・卵・豆腐、それに乳製品(ヨーグルト飲料やミルク系のドリンク)を一緒に頼んでください。トッポッキのチェーン店のように、注文時に辛さの段階を選べる店もあります。

お店を探すときのひと工夫

  • 料理名のうしろに 맛집(マッチプ=おいしい店) を付けて検索すると、地元で評判の店が出やすくなります(例:「삼겹살 맛집」)。
  • 写真よりレビュー件数を見るのがコツ。件数が多い店は回転が速く、味も安定していることが多いです。
  • ハングルが読めなくても、店頭の写真付きメニューや、テーブルのQRメニューを翻訳アプリのカメラでかざせばだいたい解決します。
  • 店頭のタブレットで順番待ちを登録する店が増えています。韓国の携帯番号を入れる形式が多いので、旅行者は店員さんに直接声をかけたほうが早く済むことがあります。
  • 気になった店は、その場で地図アプリの「저장(保存)」に入れておくと確実です。ハングルの店名は記憶に残りにくく、あとから探し直すのが意外と大変です。

もうひとつ、日本の読者に知っておいてほしいのが原産地表示です。韓国の飲食店には表示義務があり(農水産物の原産地表示に関する法律)、牛肉・豚肉・鶏肉・鴨肉・羊肉・米・大豆・白菜キムチ(白菜と唐辛子粉)など29品目が対象。メニューの隅か壁に小さな表が貼ってあります。キムチが국내산(国産)なのか中国産なのか、豚肉がどこの国のものかは、その表を見れば分かります。ハングルが読めなくても「국내산=国産」の3文字だけ覚えておけば、じゅうぶん役に立ちます。

一人旅で知っておきたいこと

鍋やBBQ系は2人前からという店が少なくありません(タッカンマリ、カムジャタン、プデチゲなど)。一人のときは、クッパ・ビビンバ・カルグクス・キンパのように一人前で完結する料理を選ぶと店に入りやすいです。近年は一人ごはん(혼밥)に対応する焼肉店も増えているので、心配なら事前に「1인분」で検索して確認しておくと安心です。

メニューにある인분(インブン)は「〜人前」のことで、値段も인분単位で書かれています。「2인분부터」とあれば2人前からという意味なので、店に入る前に写真メニューで判断できます。一人でも入りやすいのは、粉食店(분식집)、クッパやカルグクスの専門店、キンパ店、それにデパートやショッピングモールのフードコートです。とくにフードコートは注文から支払いまで券売機やタッチパネルで完結し、言葉をほとんど使わずに済むので、韓国での最初の一食にも向いています。

注文まわりの小さなルール

  • パンチャン(반찬)=小皿のおかずは基本的に無料で、足りなければおかわりできます。食べきれる分だけ頼むのがマナーです。
  • 水やカトラリーはセルフのことが多く、スプーンと箸はテーブルの引き出しに入っている店もよくあります。
  • 店員さんを呼ぶときは呼び出しボタンか「저기요(チョギヨ)」。会計は席ではなくレジでまとめて払うのが一般的です。
  • 日本の居酒屋のようなお通し代・席料はありません。無料のパンチャンが最初に並ぶので、支払うのは頼んだものだけ。チップの習慣もなく、税とサービス料はメニューの表示価格に含まれています。
  • 器は持ち上げません。日本ではご飯茶碗も汁椀も手に持ちますが、韓国ではテーブルに置いたまま、ご飯もスープもスプーン(숟가락)ですくいます。箸は主におかず用です。日本とはちょうど逆なので、最初だけ意識しておくと自然に食べられます。
  • 2015年1月から、広さに関係なくすべての飲食店が禁煙です(国民健康増進法)。喫煙は店の外の指定場所で。以前の韓国のイメージで来ると、かえって驚くところです。

季節と時間で決めるのもあり

ルーレットは、今が何月で外が何度なのかを知りません。韓国の食べ物は季節との結びつきが強く、時期を外すと「あるにはあるけれど、その料理が一番おいしいときではない」ということが起こります。

  • — 冷麺(냉면)、コングクス(콩국수)、そして参鶏湯。参鶏湯は暑い日にあえて熱いものを食べて夏を乗り切るという考え方の料理で、伏日(복날)と呼ばれる真夏の日には行列ができます。
  • — 屋台のホットク、たい焼きそっくりのプンオパン(붕어빵)、串のオムク(어묵)。寒くなってから路上に出てくるもので、夏はほとんど姿を消します。
  • 夜遅く — 深夜まで開いている店は限られます。遅い時間に回すなら、ジャンルを「鍋・スープ」か「チキン&ビール」に絞るほうが現実的です。

出た料理が天気や時間に合わないと感じたら、ジャンルを選んでから回し直してください。このルーレットは決められないときの背中押しであって、従うべき指示ではありません。

日本では出会いにくい料理に会える

生肉のまわりは、日本と韓国で事情がかなり違います。日本では2011年10月に生食用食肉(牛肉)の規格基準が施行され、さらに2012年7月から牛レバーの生食提供が禁止されたため、ユッケを出す店は大きく減りました。韓国では今も専門店が健在で、ソウルの広蔵市場(광장시장)のように육회(ユッケ)を看板にした店が並ぶ一角もあります。

ほかにも、カンジャンケジャン(간장게장=生のワタリガニの醤油漬け)、サンナクチ(산낙지=小ダコの活け造り)、ホンオフェ(홍어회=発酵させたエイ)など、日本の食卓ではまず見かけないものが、ごく普通のメニューとして並んでいます。いずれも生ものですから、体調のいい日に、客の入っている店で頼むのが安心です。ルーレットでこの手の料理が出たら、その日の「挑戦枠」だと思ってみてください。

よくある質問

初めての韓国旅行で、まず食べるべき料理は?
サムギョプサル(豚バラ焼肉)、キムチチゲ、ビビンバ、トッポッキあたりが「韓国に来た」と実感しやすい定番です。決めきれないときはルーレットに任せて、出た料理をその日のテーマにしてしまうのも楽しい選び方です。

飲食店でクレジットカードは使えますか?
街なかの飲食店はほとんどカードに対応していて、日本より現金を使う場面は少ないくらいです。ただし伝統市場の屋台や小さな食堂では現金のみのこともあるため、少額のウォンは持っておくと安心です。

日本語メニューのあるお店は多いですか?
明洞や東大門など観光客の多いエリアでは日本語メニューを置く店もありますが、地元の食堂ではハングルのみが普通です。翻訳アプリのカメラ機能を準備しておけば、メニューで困ることはほぼありません。

ベジタリアンでも食べられる料理はありますか?
사찰음식(お寺の精進料理)の専門店のほか、豆腐料理やチヂミ、肉抜きで頼むビビンバなどが選択肢になります。ただしスープの出汁に煮干しや牛肉が使われていることが多いので、「고기 빼고 주세요(お肉抜きでください)」と伝えたうえで、出汁の中身も確認するのが確実です。

パンチャン(おかず)に、お通し代のような料金はかかりますか?
かかりません。日本の居酒屋のお通し代や席料にあたるものは基本的になく、無料でおかわりもできます。チップの習慣もなく、税とサービス料はメニューの表示価格に含まれているので、支払うのは頼んだものの合計だけです。

ご飯茶碗やスープの器は持ち上げてもいいですか?
韓国では器をテーブルに置いたままにするのが基本で、ご飯もスープもスプーン(숟가락)ですくいます。箸は主におかず用です。器を持ち上げる日本とはちょうど逆の作法なので、最初だけ意識しておくと自然に食べられます。

ユッケや生の魚介は韓国で食べられますか?
食べられます。日本では2011年の生食用食肉の規格基準と2012年の牛レバー生食禁止で提供する店が大きく減りましたが、韓国にはユッケの専門店があり、カンジャンケジャンやサンナクチも一般的なメニューです。生ものなので、店の混み具合とその日の体調を見て選んでください。

飲食店の中でたばこは吸えますか?
吸えません。2015年1月から、広さに関係なくすべての飲食店が禁煙です(国民健康増進法)。カフェの喫煙席も同時になくなりました。喫煙は店の外の指定場所でお願いします。

執筆・管理:OPDADA(韓国在住)· 最終確認 2026年8月 · 誤りにお気づきの方はお知らせください