韓国タックスリファンド計算機

外国人旅行者は、韓国の免税ショッピングで10%の付加価値税(VAT)が戻ってきます。使った金額を入れて、 還付の目安と実際に支払う金額を確認しましょう。

ℹ️ 仕組み: 表示価格には最初から10%のVATが含まれています。「Tax Free」表示のお店で、 レシート1枚につき₩15,000以上を購入し、パスポートを提示します。多くの旅行者は価格のおよそ5〜8%が戻ってきます (還付代行会社が少額の手数料を引くため、満額の10%よりやや少なくなります)。受け取り方は2通り:
即時還付(店頭)₩1,000,000までのレシートが対象で、その場でVAT分が差し引かれます。
空港・市内のキオスク — パスポートとレシートをスキャンして、出国前に現金またはカードで還付を受けます。
レシートは購入から3か月で期限切れになります。韓国の滞在は6か月未満であることが条件です。(2026年1月時点で、 医療・美容施術に対する別枠の還付は終了しました。)これはあくまで目安で、正確な金額はお店や代行会社によって変わります。

🛍️ 免税・ショッピングガイド  ·  💰 お金と支払い

「免税店」と「タックスリファンド」は別のしくみ

韓国で税金が引かれる場面は2つあり、ここが最も混同されます。

  • 事前免税(Duty Free) — 空港や市内の免税店。最初から税抜き価格で買うので、あとから戻る分はありません。
  • 事後免税(Tax Free) — 街なかのお店。税込み価格で支払い、あとから還付を受けます。この計算機はこちら向けです。

「免税店で買ったのに還付されなかった」という声は、たいていこの違いが原因です。両方を二重に受けることはできません。

日本の免税店を思い浮かべると混乱しやすいので、並べて整理しておきます。日本ではこれまで、免税対象の買い物はその場で税抜き価格で売る方式が中心でした。韓国の街なかの「Tax Free」加盟店はその逆で、いったん税込みで支払い、あとから戻してもらう形です。

なお日本の制度も、観光庁の案内によると2026年11月1日の販売分から、いったん税込みで支払い、出国時に税関で持ち出しの確認を受けたあとに消費税相当額が返金される「リファンド方式」へ変わります。あわせて、一般品と消耗品の区分、消耗品の購入上限額(同一店舗・1日あたり50万円)、免税用の特殊包装も廃止されると案内されています。つまり日本のやり方が韓国に近づくわけで、韓国での流れを一度体験しておくと、そのまま日本でも役に立ちます。

還付の対象にならない買い物

戻ってくるのは、原則として韓国の外へ持ち出す「モノ」にかかった税金です。次のものは対象外と考えてください。

  • 飲食代、宿泊費、タクシーや鉄道などの交通費といった、現地で使い切るサービス
  • 「Tax Free」の表示がないお店での買い物
  • その場で開封して使ってしまった商品(未使用のまま持ち出すのが前提です)
  • 美容医療・美容施術 — 2026年1月1日をもって還付の対象から外れました。以前の案内を見て計算していると金額が合わないので、注意してください。

逆に、化粧品・スキンケア・衣類・靴・雑貨・お菓子といった持ち帰る品物は、加盟店で買って未使用のまま持ち出すのであれば基本的に対象です。

対象になる人と、覚えておきたい4つの金額

まず条件です。韓国での滞在が6か月未満の外国人旅行者が対象で、手続きにはパスポートの原本が要ります。写真やコピーでは受け付けてもらえない窓口がほとんどです。買い物のたびにレジで出すことになるので、宿の金庫にしまい込まず、すぐ取り出せる場所に入れておくのが実際的です。

金額の線引きは4つ覚えておけば足ります。

  • ₩15,000 — レシート1枚あたりの最低金額。これに届かないレシートは対象外です。
  • ₩1,000,000 — レシート1枚あたりで、店頭での即時還付が使える上限。これを超えると、空港や市内の窓口での手続きに回ります。
  • ₩5,000,000 — 1回の旅行を通した即時還付の合計上限です。この2つの上限は2024年1月に、それぞれ50万ウォン・250万ウォンから引き上げられました。
  • 3か月 — 買った日から3か月以内に出国し、税関の確認を受ける必要があります。数日の旅行で問題になることはまずありません。

ウォンと円のレートは日々動くので、日本円に換算して考えるときは、その日の実勢レートで確認してください。

受け取り方は3通り — 店頭・市内・空港

店頭での即時還付が、いちばん手間がかかりません。コスメのチェーン店、百貨店、衣料品店などでは、レジでパスポートを見せると税相当額を引いた金額で会計してくれます。この場合、空港でやることは残りません。旅行者の買い物の多くは、これだけで完結します。

市内の還付窓口・キオスクは、明洞や東大門、主要な百貨店などにあります。還付伝票とパスポートを持っていけば、空港へ行く前に受け取れます。出発日の朝にばたばたしたくない人向けです。

ただし市内での先渡しには落とし穴があります。窓口では保証としてクレジットカードの登録を求められ、出国時に空港で持ち出しの確認を済ませないと、受け取った金額が後からそのカードに請求されます。韓国観光公社の案内でも、市内で受け取った場合は出国の際に空港の税関または指定の窓口で申告するよう求めています。先にお金を受け取っても、空港での一手間は消えないと考えてください。なお市内窓口はレシート1枚あたり600万ウォンまでが対象です。

空港での手続きは、金額が大きいときや伝票がたまったときに使います。順番が決まっていて、荷物を預ける前に税関で持ち出しの確認を受け、そのあと還付窓口で受け取る流れです。仁川空港は便が集中する時間帯に列が伸びるので、通常の搭乗手続きに加えて30〜40分ほどの余裕を見ておくと安心です。

日本からの便は仁川だけではありません。金浦・金海(釜山)・済州などから出国する場合も考え方は同じですが、窓口の規模は仁川より小さめです。船で出国する場合も含め、手続きの場所と時間は出発する空港・港の案内で事前に確認しておいてください。

空港でつまずかないための4点

  • 名義をそろえる — 購入時に提示したパスポートの本人が、そのまま還付を受ける必要があります。家族の分をまとめて代表者が受け取る、というのは通りません。
  • 買った物はすぐ出せる場所に — 税関で現物の確認を求められることがあります。スーツケースの底に入れて預けてしまうと手詰まりです。
  • 順番を間違えない — 税関の確認は荷物を預ける前、還付の受け取りはそのあとです。先にチェックインを済ませてしまうと、荷物を出せずに手詰まりになります。
  • 受け取り方法で速さが違う — 現金はその場でウォン、カード返金は口座に反映されるまで数日〜数週間かかることがあります。

日本に帰ってからの注意

韓国でVATが戻っても、日本に入国する際は携帯品の免税枠という別のルールが待っています。買い物の合計がその枠を超えると、日本側で税金がかかります。日本の税関の案内では、おおむね次のようになっています。

  • その他の品目は、海外市価の合計額20万円までが免税枠です(1人あたり)。これを超えた分に税がかかります。
  • 1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは、原則としてこの20万円の枠に数えなくてよいことになっています。細かい雑貨やお菓子をたくさん買っても、すぐに枠を圧迫するわけではありません。
  • 酒類・たばこ・香水には、金額ではなく数量で決まった別枠があります(酒類は3本、香水は2オンスなど)。また20歳未満には、酒類とたばこの免税枠がありません。

金額も数量も改定されることがあるため、買う前に日本の税関の公式案内で最新の内容を確認してください。韓国で税金が戻る=日本でも無税、ではありません。

もうひとつ、免税枠とは別にそもそも日本へ持ち込めないものがあります。代表は肉製品です。ハム、ソーセージ、ビーフジャーキー、肉入りのマンドゥ(餃子)、肉が入ったコチュジャンや加工缶詰などは、真空パックでも加熱済みでも、韓国政府が発行した日本向けの検査証明書が付いていない限り持ち込めません。市販のお土産にその証明書が付いていることはまずないため、実質的に「買っても持ち帰れない」と考えたほうが安全です。税金の話とは別のルールですが、空港で手放すことになりかねないので、スーパーでお土産を選ぶときに思い出してください。

※表示される金額はあくまで目安です。実際の還付額は、店舗や還付代行会社の手数料、制度の改定によって変わります。

よくある質問

免税店で買った商品も、タックスリファンドの対象になりますか?
なりません。免税店(Duty Free)は購入の時点ですでに税が引かれた価格なので、あとから戻る分が存在しないためです。還付を受けられるのは、街なかの「Tax Free」加盟店で税込み価格を支払った買い物です。

少額の買い物でも還付は受けられますか?
レシート1枚あたりの最低金額に届かないと対象外になります。同じお店で複数の商品を買うときは、会計を分けずに1枚のレシートにまとめてもらうと最低金額に届きやすくなります。

買った商品を預け入れ荷物に入れてしまっても大丈夫ですか?
税関で現物の提示を求められる可能性があるため、手続きが終わるまでは手荷物に入れておくのが安全です。どうしても預ける場合は、荷物を預ける前に還付手続きを済ませてください。

手続きを忘れて出国してしまいました。あとから申請できますか?
出国後の手続きは原則できません。レシートにも有効期限があるため、次回は店頭での即時還付や市内のキオスクを使って、空港に頼らず先に済ませておくのが確実です。

パスポートのコピーやスマホの写真でも手続きできますか?
できないと考えてください。多くの店舗と窓口で原本の提示を求められます。買い物のたびにレジで出すことになるので、宿の金庫に預けたままにしないでください。

店頭で税金を引いてもらいました。それでも空港の税関に寄る必要がありますか?
店頭での即時還付はその場で精算が済んでいるため、原則として空港で追加の手続きは要りません。税関での確認が必要になるのは、還付伝票を受け取って空港や市内の窓口で受け取る場合です。

家族の分をまとめて、代表者が受け取れますか?
できません。購入時に提示したパスポートの本人が受け取ることになります。家族それぞれが自分のパスポートで買い、自分で受け取る形になります。

韓国で買ったお土産で、日本に持ち込めないものはありますか?
あります。税金の話とは別に、日本の動物検疫のルールがあります。ハムやソーセージ、ビーフジャーキー、肉入りのマンドゥなどの肉製品は、日本向けの検査証明書が付いていない限り持ち込めません。市販のお土産に証明書が付いていることはまずないため、肉が入ったものは避けるのが無難です。

執筆・管理:OPDADA(韓国在住)· 最終確認 2026年8月 · 誤りにお気づきの方はお知らせください。本ページは一般的な情報であり、医療・法律・税務・投資に関する助言ではありません。制度・料金・日程は変わるため、実際の判断の前に公式情報をご確認ください。