BMI計算

体重と身長からBMI(体格指数)を計算します。WHOの世界基準に加えて、韓国の医療現場で実際に使われているアジア太平洋基準の両方で肥満度をチェックできます。

ℹ️ WHO区分: 18.5未満=低体重 · 18.5〜24.9=標準 · 25〜29.9=過体重 · 30以上=肥満。 アジア太平洋基準(韓国で使用): 23〜24.9=過体重 · 25以上=肥満 — アジア系の人々では、より低いBMIから健康リスクが高まるという研究があります。 BMIは健康の一般的な目安であり、医学的な診断ではありません。筋肉量・年齢・体格によって意味は変わるため、正確な判断は医療機関でご確認ください。

日本の基準と、どこがずれるのか

日本では日本肥満学会の基準でBMI25以上を「肥満」と判定するので、25という数字は見慣れている方が多いはずです。韓国の医療現場で使われるアジア太平洋基準では、その手前の23から「過体重」の帯に入ります。つまり同じ体格でも、日本の健診では「普通体重」、韓国では「少し多め」と言われることがあるわけです。上の計算機が2つの区分を並べて出すのは、どちらが正解かを決めるためではなく、同じ数字が国によって別の名前で呼ばれると知っておくためです。

もっとも、全部がずれているわけではありません。「肥満」と呼び始める線は日韓とも25で同じで、食い違うのは23〜25の帯だけです。日本肥満学会の分類ではこの帯は「普通体重」に含まれますが、韓国では大韓肥満学会の診療指針(2022年・第8版)で独立した名前がついています。韓国側の呼び方を並べると、こうなります。

  • 정상(正常) — 18.5〜22.9
  • 비만전단계(肥満前段階) — 23〜24.9 ※健診票では과체중(過体重)と書かれることもあります
  • 1단계 비만(1段階肥満) — 25〜29.9
  • 2단계 비만 — 30〜34.9
  • 3단계 비만 — 35以上

ここで見落としやすいのが、韓国の「1단계 비만」は日本の「肥満1度」とまったく同じ25〜30の範囲だということです。「1段階」と書かれていると重い判定に見えますが、日本の健診で「肥満(1度)」と言われるのと中身は変わりません。慌てる必要はない代わりに、軽く見てよい理由にもならない、というだけの話です。

もうひとつ、日本で身についた感覚とずれやすいのが標準体重です。日本では「身長(m)の2乗×22」で一点の数字を出す言い方が定着していますが、これは統計的にもっとも病気が少なかったBMIが22だったことに由来する日本流の目安です。上の計算機が出す「標準体重の範囲」は、WHO区分の18.5〜24.9をそのまま体重に直したなので、一点と幅を並べて「聞いていた標準体重と違う」と考える必要はありません。

結果は「点」ではなく「帯」で読む

BMIは身長と体重だけの割り算なので、小数第1位の違いにはほとんど意味がありません。24.8と25.1を別物として受け取るより、どの帯にいて、前回からどちらへ動いたかを見るほうが役に立ちます。次のような人では、数字と実態がずれやすいことも知っておいてください。

  • 筋肉量が多い人は、体脂肪が少なくても高めに出ます
  • 高齢の方は、低すぎるほうが問題になることがあります
  • 成長期の子どもや妊娠中の方には、この区分はそのまま当てはまりません

測り方だけで、帯を1つまたいでしまうこともあります。たとえば体重65kgの人が身長を170cmと172cmで入れると、BMIは22.5と22.0で0.5ほど動きます。靴を脱いで、かかとと背中を壁につけて立った状態で身長を測り、体重は朝起きて食事の前、いつも同じ体重計でそろえる — それだけで、前回と比べる意味のある数字になります。食後すぐに測り直して、その差に意味を求めるのは時間の無駄です。

式が身長を2乗する都合上、極端に背が高い人・低い人ほどずれやすいという性質もあります。平均から離れている自覚がある方は、なおさら一点の数字で結論を出さないでください。数週間から数か月の動きを、同じ条件で並べるほうがずっと正確です。

韓国の健診・ジムで出てくる言葉

韓国で健康診断(건강검진)を受けたり、ジムの体組成計に乗ったりすると、結果表はハングルで返ってきます。区分の言葉だけ覚えておくと落ち着いて読めます。

  • 저체중 — 低体重
  • 정상 — 標準
  • 과체중 — 過体重
  • 비만 — 肥満

身長はcm、体重はkgと単位は日本と同じなので、数字部分はそのまま読めます。

韓国の国民健康保険による一般健診(일반건강검진)では、身体計測として신장(身長)・체중(体重)・허리둘레(腹囲)・비만도(肥満度)が測られます。日本の特定健診と同じくお腹まわりも測る、と思っておけば戸惑いません。

そして、ここが日本人がいちばん驚くところです。腹囲の基準値が、日本と韓国で男女逆になっています。

  • 日本(メタボリックシンドロームの診断基準) — 男性85cm以上・女性90cm以上
  • 韓国(大韓肥満学会の腹部肥満の基準) — 男性90cm以上・女性85cm以上

85と90という同じ数字が並ぶので読み飛ばしがちですが、男女の割り当てが入れ替わっているため、たとえば腹囲87cmなら、男性は日本では基準を超えている一方で韓国では基準内、女性は日本では基準内でも韓国では基準超えになります。どちらが正しいという話ではなく、それぞれの国の人口データから引かれた別の線だと理解してください。しかも、測る位置まで同じではありません。日本の特定健診ではおへその高さに巻くのが原則ですが、韓国ではいちばん下の肋骨と骨盤の上端(腸骨稜)のちょうど中間にメジャーを当て、息を吐いた状態で測ります。多くの場合はおへその周辺を通りますが、体型によっては少し上になるので、日本で測った数値とそのまま比べられるとはかぎりません。どちらの測り方にせよ、ズボンのウエストサイズとは別物です。服のサイズを申告しても健診の数値の代わりにはなりません。

ジムのほうでよく出てくるのが인바디(インボディ)です。韓国のInBody社の体成分分析装置で、韓国のジムやスポーツセンターではほぼ標準装備。日本でも見かける機械なので乗り方は同じですが、結果表はハングルで返ってきます。よく出てくる欄はこのあたりです。

  • 골격근량 — 骨格筋量
  • 체지방률 — 体脂肪率
  • 내장지방 — 内臓脂肪
  • 기초대사량 — 基礎代謝量
  • 허리둘레 — 腹囲

そのなかで、BMIはいちばん情報量の少ない一行です。せっかく体成分まで測ったのなら、体脂肪率と骨格筋量のほうに目をやってください。

よくある勘違い

「BMIが標準なら体脂肪も標準」ではありません。体重が同じでも筋肉と脂肪の割合はまったく違い、BMIはその区別ができません。腹囲や体脂肪率をあわせて見るのが一般的なのは、このためです。

入力ミスも定番の落とし穴です。身長を1.65ではなく165(cm)で入れているか、ヤード・ポンド法に切り替えたまま日本の数値を入れていないかを、結果が極端なときは確認してみてください。

「BMIがわかれば韓国の服のサイズも見当がつく」わけでもありません。既製服が合うかどうかを決めるのは体重ではなく、肩幅・身幅・股下といった実寸です。韓国の服は同じ表示サイズでも細身に作られていることがあるので、サイズ選びは体格指数ではなくサイズ表の実寸で確認してください。

もうひとつ、数字が下がれば下がるほど良い、というものでもありません。低体重の側にも、骨や筋肉が落ちる、体力が続かないといった別のリスクがあります。とくに高齢の方では、痩せているほうが問題になる場面のほうが多いくらいです。区分の名前は「標準」「過体重」と価値判断のように聞こえますが、実際には帯の両端どちらにも注意点があります。

BMIはあくまで体格の目安であり、医学的な診断ではありません。気になる数値が出たときは自己判断せず、医師や医療機関にご相談ください。

よくある質問

韓国のBMI基準は日本と違うのですか?
計算式は同じで、体重(kg)÷身長(m)の2乗です。違うのは区切りの数字で、日本肥満学会の基準では25以上が「肥満」ですが、韓国で使われるアジア太平洋基準では23以上がすでに「過体重」の扱いになります。

筋肉が多いとBMIは当てになりませんか?
同じ体積なら筋肉は脂肪より重いため、体を鍛えている人はBMIが高く出やすくなります。BMIは体重の中身を区別できないので、その場合は体脂肪率や腹囲など別の指標とあわせて見るのが一般的です。

「過体重」と出ました。どうすればいいですか?
まず一度の測定で判断しないことです。体重は食事や水分で日内でも1kg前後動くので、朝など時間帯をそろえて数週間の動きを見てください。気になる場合や体調の変化がある場合は、医療機関で相談してください。

韓国の病院や健康診断でもBMIを使いますか?
はい、身長と体重から自動的に計算され、結果表には정상(標準)・과체중(過体重)といった区分が併記されるのが一般的です。判定にはアジア太平洋基準が使われることが多く、日本の結果と表記が変わる場合があります。

韓国で健康診断を受けます。日本の結果と何が変わりますか?
計算式も単位も同じなので、BMIの数字そのものは変わりません。変わるのは判定の言葉で、23〜24.9は日本なら「普通体重」、韓国の指針では「비만전단계(肥満前段階)」と書かれます。また腹囲の基準が日本は男性85cm・女性90cm以上、韓国は男性90cm・女性85cm以上と男女で逆なので、そこも読み替えが必要です。

子どものBMIもこの計算機で見ていいですか?
お子さんや思春期の方には使えません。成長期は年齢と性別ごとの成長曲線で評価するのが原則で、大人向けの固定した区分を当てはめると実態と大きく違う答えが出ます。学校健診や小児科での判定に従ってください。

ジムのインボディの数字と、このBMIが食い違います。
見ているものが違うので、食い違って当然です。BMIは身長と体重だけの割り算で、体重の中身を区別できません。体成分分析は体脂肪と筋肉を分けて出すので、筋肉が多い方はBMIだけ高く出ます。両方を並べて、体脂肪率と骨格筋量のほうを主に見るのが実用的です。

執筆・管理:OPDADA(韓国在住)· 最終確認 2026年8月 · 誤りにお気づきの方はお知らせください。本ページは一般的な情報であり、医療・法律・税務・投資に関する助言ではありません。制度・料金・日程は変わるため、実際の判断の前に公式情報をご確認ください。