韓国での病院・薬局の使い方

日曜・夜間の対処法、コンビニで買える薬、外国人が病院にかかる流れ、覚えておきたい緊急番号まで。

旅先で体調を崩すのは不安なもの。でも正直なところ、韓国は「いざ具合が悪くなったとき」に助かる国のひとつです。診察は早く、薬局はあちこちにあり、夜間や日曜のための仕組みもきちんと整っています。距離が近く時差もないので、いざとなれば日本語のサポートにもつながりやすいのも安心材料。この記事では、旅行中に本当に役立つ「実践編」を日本人向けにまとめました。あくまで一般的な案内で、医療上の判断は現地の医師・薬剤師にご確認ください。

薬局(약국・ヤックク)の基本

日曜・深夜に具合が悪くなったら——3つの手段

💡 日本人向けメモ:「病院(병원・ビョンウォン)」と「医院(의원・ウィウォン)」はどちらも診療所を指しますが、規模の目安が違います。かぜや腹痛など軽い不調は、まちの小さな「의원(クリニック)」で十分。大きな「병원」は入院や専門治療向けと考えると迷いません。

外国人が病院にかかるには

診察の流れ——実際はこんな感じ

初めてだとテンポに戸惑うので、あらかじめ流れを知っておきましょう。受付でパスポートを渡し、簡単な問診票を書きます。待ち時間は短いことが多く、診察もあっさり。韓国の医師はてきぱきしていて要点だけを話す傾向があり、長めの診察に慣れていると「素っ気ない」と感じるかもしれません。でもこれは冷たいのではなく、こちらの標準的なスタイルです。

聞きたいことは診察室を出る前にすませておきましょう。次はもう会計です。会計後にプリントされた処方箋を受け取り、それを持って隣や地下の薬局へ。数分待つと、薬剤師が飲み方をていねいに説明してくれます。韓国では1回分ずつ小袋(パウチ)に分けて渡してくれることが多く、これがとても便利。わからない点はその場で薬剤師に確認しておくのがコツです。

言葉が通じなくても症状を伝えるコツ

薬局でのやり取りは「話す」より「見せる」ほうがスムーズ。入る前のひと手間で、しどろもどろの会話が30秒で終わります。

もし薬剤師から「薬より医者に診てもらったほうがいい」と言われたら、素直に従いましょう。カウンターで対応できる範囲を超えているというサインです。前述のとおり、韓国のクリニックは予約なしですぐ診てもらえます。

覚えておきたい番号

🔥 まさかのときに慌てないよう、1330119はスマホの連絡先に登録しておくのがおすすめ。1330は日本語で相談できるので、体調不良のときの「まず電話する先」として頼れます。

持っていくと安心な常備薬

ふだん飲んでいる薬(向精神薬など管理が必要なものは処方箋のコピーも)、フェリーや山道のバスに乗るなら酔い止め、そして「これじゃないと」という愛用の1品。韓国にはほぼ何でも同等品がありますが、名前は違うので、使い慣れたものは日本から持参すると気がラクです。荷造りのコツははじめての韓国 最初の1週間のガイドもあわせてどうぞ。

旅先でやりがちな「体調管理」の失敗

😷 体調管理といえば、春先の黄砂やPM2.5も気になるところ。外出前に大気質(PM2.5)チェックツールで空気の状態を確認しておくと、マスクの準備に役立ちます。

よくある質問

Q. 日曜や深夜に薬が必要になったらどうすればいいですか?

手段は3つあります。第一に、祝日や夜間に交代で開く当番薬局(検索サイトはpharm114.or.kr、ホテルのフロントに調べてもらうのも手です)。第二に、24時間営業のコンビニで基本的な薬を買うこと。第三に、重い症状なら病院の救急室へ。かぜ程度なら、翌日にクリニックが開くのを待つのが賢明です。

Q. 韓国の病院は予約なしで行けますか?

まちの小さなクリニック(의원)は基本的に予約不要で、飛び込みで診てもらえます。受付でパスポートが必要なので必ず持参してください。韓国の保険がない分は全額自己負担になるため、海外旅行保険に入っておくと安心です。

Q. 日本語が通じる病院はありますか?

ソウル・釜山など大都市の大病院には外国人向けの国際診療センターがあり、日本語対応の医師がいる病院もあります。困ったときは、24時間・日本語対応の韓国旅行ヘルプライン「1330」に電話すれば、開いている薬局・クリニック探しや電話越しの通訳も手伝ってくれます。

Q. 韓国のコンビニで薬は買えますか?

買えます。CU・GS25・セブンイレブンでは、法律で定められた基本的な薬——アセトアミノフェン系の解熱鎮痛薬、かぜ薬、消化剤、鎮痛シップなど——を24時間購入できます。薬局が開くまでの一晩をしのぐには十分です。