韓国映画ランキングTOP10
韓国の映画館で今いちばん観られている映画は? 昨日1日の全国観客数によるTOP10を、 英語タイトル+韓国語原題つきで毎日更新。韓国映画だけ・外国映画だけの絞り込みもできます。
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韓国の“いま”がいちばん早くわかるランキング
日本で韓国映画の情報が入ってくるのは、たいてい現地公開から数か月後。このランキングなら韓国の観客がきのう実際にチケットを買った作品がそのまま並ぶので、話題作を数か月先取りできます。
旅行前にざっと眺めておくと、地下鉄の広告や映画館の入口で見かけるポスターと結びついて、現地での会話のきっかけにもなります。韓国で先に火がついた作品が、あとから日本で配信・公開されるパターンも珍しくありません。
数え方が日本とは違う点にも触れておきます。日本で作品の大きさを語るときの物差しは興行収入(円)で、興行通信社が金・土・日の3日間をまとめて週に一度発表するのが定番の形です。韓国はそれに対して観客数(チケットの枚数)で語り、全国の発券データを1日単位で毎日公表します。単位も更新の間隔も違うので、同じ「1位」という言葉でも、見えている景色はかなり違うわけです。
順位の数字はこう読む
- 観客数(관객수) — 韓国では興行収入ではなく「チケットが何枚売れたか」で作品の大きさを語る文化です。
- 1,000万人 — 動員1,000万は「社会現象級の大ヒット」とされる節目です。ただしこれは発券された枚数の延べ数で、同じ人が2回3回と観れば、そのたびに加算されます。人口およそ5,100万人の韓国では「5人に1人が観た」と語られがちですが、実際に観た人数はそれより少なくなります。
- 順位の動き — 前日1日分の数字なので、週末は新作の大作が一気に上位へ、平日はロングラン作品が粘る傾向があります。
- 初日の順位はスクリーン数で決まる — 公開規模の大きい作品は、評判が広がる前から上位に入ります。作品の実力が見えてくるのは、2週目・3週目に順位を保てるかどうかのほうです。
- 「外国映画」で絞ると日本作品が見つかる — 日本のアニメーションが上位に入ることは珍しくありません。国名の欄が「日本」になっている行を探してみてください。
日本の「興収100億円突破」に当たる合言葉が、韓国の「1,000万人突破」です。片方はお金、片方は枚数なので、数字をそのまま並べても比べたことにはなりません。
もうひとつ、韓国のニュースでよく見かける「예매율(イェメユル=前売り率)」は、このランキングとは別の指標です。映画振興委員会が出しているもので、いま時点から先に始まる回の前売り売上のうち、その作品が何パーセントを占めているかを表します。つまり「これから観られる予定」の数字なので、まだ公開していない作品でも上位に顔を出します。しかも上映スクリーンを多く押さえた作品ほど自然と割合が高く出る仕組みで、前売り率の高さがそのまま作品の評価というわけではありません。きのう実際に何枚売れたかを見るこのランキングとは、そもそも見ている時間が違うと考えてください。
旅行中に韓国の映画館へ行くなら
大手チェーンはCGV・メガボックス・ロッテシネマの3つ。全席指定で、アプリや公式サイト、館内のキオスク(自動券売機)で座席を選んで購入します。朝いちばんの回(조조)は料金が安く設定されていることが多く、平日昼も比較的すいています。
体感型の4DXや画面が横に広がるScreenXは韓国企業が開発した上映方式で、対応スクリーンが多いのも韓国ならでは。セリフより映像で見せるジャンルなら、字幕が読めなくても十分楽しめます。
安く観たいなら「文化のある日(문화가 있는 날)」を狙う手があります。韓国の文化体育観光部が進めている制度で、2026年4月からは毎週水曜日に枠が広がり、博物館や公演施設もこの日に合わせた催しを組んでいます。ただし映画の割引だけは毎週ではありません。2026年8月時点の対象日は第2水曜日と最終水曜日の月2回(同年5月に月1回から拡大)で、夕方5時から夜9時のあいだの回が対象、大人1万ウォン・青少年8千ウォンという案内が出ています。旅行の日程にこの水曜が入るなら、その日の夜を映画にあてると得をします。運用は変わることがあるので、CGV・メガボックス・ロッテシネマそれぞれの告知で当日の条件を確かめてから予約してください。
予約でつまずきやすいのがアプリの会員登録で、韓国の電話番号による本人確認を求められることがあります。うまくいかないときは粘らずに、劇場のキオスク(自動券売機)か有人窓口へ。キオスクは英語表示に切り替えられる機種が多く、座席を選んでカードで支払うところまで一人で完結できます。海外発行のカードが機械ではじかれることもあるので、その場合も窓口が確実です。
日本のアニメなら、言葉の壁はほとんどありません
ランキングに日本のアニメーション作品が並ぶことはよくあります。そして日本語がわかる人にとって、これは韓国でいちばん気楽に映画館を楽しめる選択肢でもあります。理由は上映方式にあります。자막(チャマク=字幕版)は音声が原語のまま、つまり日本の作品なら日本語のセリフがそのまま流れ、画面に韓国語の字幕が乗るだけだからです。
逆に더빙(トビン=吹き替え版)は全編が韓国語音声になります。同じ作品でも上映回ごとに자막と더빙が入り混じって編成されるので、予約画面のどこかに書かれているこの2文字だけは必ず確認してください。ハングルが読めなくても、자막と더빙という形を覚えておけば見分けられます。
内容を知っている作品を選べるのは、上映方式を試すうえでも都合がいいところです。ストーリーを追う負担がないぶん、4DXの座席の動きやScreenXの横に広がる映像そのものに集中できます。
上位=日本公開、とは限らない
「ランキング上位=日本でも公開される」とは限りません。韓国で大ヒットしても日本未公開のままの作品もあれば、劇場を経ずに配信で登場する作品もあります。
逆に、順位を落としながらも何日もランキングに残り続けている作品は口コミが強い証拠。あとから配信で観る候補としてメモしておくと、当たりを引きやすくなります。
メモするときは韓国語の原題をそのまま控えておくのがコツです。日本公開のときにタイトルが大きく変わることは珍しくなく、原題を知らないままだと「あのとき1位だった作品」と、あとで日本で話題になっている作品が頭の中で結びつきません。原題さえ控えてあれば、配信サービスの検索窓でも、日本語の記事や感想を探すときにも手がかりになります。
よくある質問
ランキングはいつ更新される?
前日1日分の集計が反映されるかたちで、1日1回更新されます。その日の途中経過ではなく、締め切られた前日1日ぶんの数字です。同じ作品の伸びを見たいときは、曜日をそろえて見比べると変化がつかみやすくなります。
韓国語がわからなくても映画館を楽しめる?
予約のときに「자막(字幕版)」か「더빙(吹き替え版)」かを必ず確認してください。字幕は韓国語だけなので、洋画は原語(英語)が聞き取れる人向きです。一方、日本のアニメなら자막の回を選べば日本語音声のまま観られます(더빙の回は全編が韓国語音声)。韓国映画に挑戦するなら、セリフより映像で見せるアクションやホラーが向いています。
この順位は誰が集計しているの?
韓国映画振興委員会(영화진흥위원회)が運営する「映画館入場券統合電算網(KOBIS)」に全国の映画館の発券データが集まり、その公式集計が順位のもとになっています。特定のチェーンだけの数字ではありません。
英語の原題で検索しても作品が出てこない
外国映画の韓国語タイトルは、英語の原題をハングルで音写しただけのことが多く、英語のまま検索してもヒットしないことがあります。ランキングに出ている韓国語のタイトルをコピーして、予約サイトの検索窓に貼り付けるのが確実です。
日本の興行収入ランキングと数字を比べられますか?
そのまま並べても比較にはなりません。日本は興行収入(円)、韓国は観客数(チケットの枚数)と、数えている単位そのものが違うからです。集計の周期も、日本の週末ランキングが金・土・日の3日間をまとめて週に一度なのに対し、韓国は前日1日分を毎日という形です。どうしても勢いを比べたいなら、人口が2倍以上違う点を頭に置いて、人口に対する枚数で見るしかありません。
日本のアニメを日本語音声で観られますか?
자막(字幕版)と表示されている回なら観られます。字幕版は音声が原語のままで、韓国語の字幕が画面に出るだけなので、日本の作品であれば日本語のセリフがそのまま流れます。더빙(吹き替え版)と書かれている回は全編が韓国語音声です。同じ作品でも上映回ごとに分かれているため、予約するときにこの2文字を確認してください。