昌徳宮 後苑(秘苑)ガイドツアーの予約方法
後苑(フウォン、秘苑=ピウォンとも)は、ソウルの昌徳宮(チャンドックン)の奥に広がる王室の庭園です。宮殿の建物とは違い、自由に歩き回ることはできません。決まった時間のガイドツアーに参加する形でのみ入場でき、1回あたりの人数にも上限があります。ソウルの観光地の中では珍しく、数日前からの計画が本当に必要な場所です。
この記事では、ツアーの仕組み、ネット予約のルール、当日券、料金、取れなかった場合の選択肢をまとめます。予約サイトの画面はときどき変わるので、ボタンの名前ではなくルールを中心に説明します。出発前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
後苑ツアーの仕組み
- ガイドツアーのみ。個人での自由観覧は不可。決められた時間にガイドと一緒に入場します。
- 定員:1回100名。うち50名はネットで事前販売、50名は当日に宮殿の窓口で販売。
- 別チケット。後苑チケットに昌徳宮の入場料は含まれません。昌徳宮の入場券も別途必要です(料金は後述)。
- 月曜休み。月曜が祝日の場合は開館し、翌日以降の祝日でない平日が休みになります。
- 早めに到着。公式の予約案内では、開始の少なくとも15分前までに入場するよう求めています。後苑の入口は宮殿の中にあり、正門(敦化門)から歩く必要があるため、余裕を見てください。遅刻すると入場できず、返金もされません。
言語別ツアー時間
宮能遺跡本部(Royal Palaces and Tombs Center)が公開している時間です(2026年8月確認)。韓国語回はほぼ毎時、外国語回は少なめです。
| 言語 | 期間 | 開始時間 |
|---|---|---|
| 日本語 | 通年 | 13:30(水・金・日のみ) |
| 英語 | 3〜11月 | 10:30、11:30、14:30、15:30 |
| 英語 | 12〜2月 | 10:30、11:30、14:30 |
| 中国語 | 通年 | 12:30(火・木・土のみ) |
| 韓国語 | 3〜10月 | 10:00〜16:00 毎正時 |
| 韓国語 | 11〜2月 | 10:00〜15:00 毎正時 |
日本からの旅行者へ:日本語回は1日1回、しかも水・金・日のみです。旅程を組む段階で曜日を合わせておくのが確実です。
知っておきたいルールが2つ。外国語回は外国人向けで、韓国人は外国人の同伴者としてのみ参加できます(1グループ2名まで)。また、天候・猛暑・補修工事で日程が調整されることがあるので、行きたい日付を予約サイトで必ず確認してください。
ネット予約で大事なルール
後苑のネットチケットは、宮能遺跡本部の統合予約サービスを通じて外部のチケット販売サイトで販売されます。画面は変わりますが、以下のルールは安定しています。
- 販売開始:訪問日の6日前(訪問日当日は数えない)の韓国時間10:00。空きがあれば前日まで販売。例:10日に訪問するなら、4日の10:00(韓国時間)に販売開始。日本との時差はありません。
- 上限:1人1日10枚まで。
- アカウント:チケット販売サイトでアカウントを作成します。韓国の電話番号がない場合の登録方法は、サイト本体で確認してください。
- 期限内に支払い。予約ごとに支払期限が表示され、過ぎると自動キャンセルされます。
- キャンセル:開始2時間前まで無料、2時間前から開始時刻までは10%の手数料、開始後は返金なし。
- 入場:スマホでモバイルチケットを提示するか、キオスクや窓口で紙チケットに引き換えます。
人気の枠(週末の外国語回、そして秋のほぼ全枠)は販売開始直後に埋まることがあります。販売開始日の韓国時間10:00にリマインダーを設定しておきましょう。
当日券(予約なし)
各回の残り50席は、当日に宮殿のチケット窓口で販売されます。公式FAQによると、当日販売は9:00開始で、その日の全回が同時に先着順で販売され、1人10枚までです。ネットで取れなかった場合は、9:00の開門前に並ぶのが最も確実で、最初の回ではなく午後の回になることもあります。
料金
| チケット | 料金(2026年8月確認) |
|---|---|
| 昌徳宮 入場(大人) | 3,000ウォン |
| 後苑ツアー 19〜64歳 | 5,000ウォン |
| 後苑ツアー 7〜18歳 | 2,500ウォン |
- 昌徳宮の入場は、18歳以下と65歳以上の外国人、韓服(ハンボク)着用者が無料。宮殿の建物は毎月最終水曜が無料です。後苑チケットに各区分がどう適用されるかは公式料金ページで確認してください。無料・割引区分は入口で身分証の提示が必要です。
- 古宮統合観覧券には後苑が含まれません。2024年5月20日以降、統合券は6,000ウォン・有効期間6か月で、4つの宮殿と宗廟をカバーしますが、後苑は対象外。統合券を持っていても後苑チケットは別に必要です。
- 料金改定の予定:国家遺産庁は、2005年から据え置きの宮殿・王陵の入場料を改定すると発表しており、新料金は2026年11月に公表、2027年1月1日から適用の予定です(韓国の報道、2026年8月)。上記は確認日時点の金額で、改定後に更新します。
- 円換算は為替で変わるため記載しません。支払い時点のレートでご確認ください。
窓口ではカードと現金が一般的です。韓国でのカード利用については /guide/money を参照してください。
コースと所要時間
公式のコース図では、芙蓉池(プヨンジ)と宙合楼(チュハンヌ)、愛蓮池(エリョンジ)と倚斗閤(ウィドゥハプ)、演慶堂(ヨンギョンダン)を回って後苑入口に戻ります。確認した公式ページには所要時間の明記がなく、天候で日程が調整されることもあるため、訪問日の回の所要時間は予約サイトで確認してください。坂のある道を実際にかなり歩くので、歩きやすい靴で。
宮殿の建物、後苑入口までの移動、ツアー本体を合わせて、たっぷり時間を取ってください。昌徳宮の最終入場は閉館60分前で、開館時間は季節で変わります(2〜5月・9〜10月 9:00〜18:00、6〜8月 9:00〜18:30、11〜1月 9:00〜17:30)。
季節のメモ
- 秋は最も人気で、最も予約が取りにくい季節です。2023年には紅葉期に後苑の定員を拡大する試験運用がありましたが、同様のプログラムがその年に行われるかは宮殿側の告知次第です。前提にせず、お知らせを確認してください。
- 冬(12〜2月):英語回が1日3回に減り、天候で調整されることがあります。日本語回の曜日・時間は通年同じです。
- 春:3月から英語回が4回の通常日程に戻ります。韓国各地の桜・紅葉の時期は /guide/seasons-flowers を参照。
チケットが取れなかったら
- 9:00に窓口へ。各回の半分は当日販売用に確保されています。
- 別の言語の回を選ぶ。日本語回が満席でも、韓国語回は本数が多め。解説は分かりませんが、同じ庭園を見られます。
- こまめに確認。未払いの予約は支払期限で自動キャンセルされるため、席が戻ってくることがあります。
- 昌徳宮 月灯り紀行。韓国文化財財団(Korea Heritage Promotion Agency)が運営する別の有料夜間プログラム(2026年は1人30,000ウォン)。2026年上半期(4月16日〜5月31日)は優先抽選のあと一般販売でした。日程・言語・販売ルールは回ごとに決まるので、公式イベントページを確認してください。
- 宮殿の他の部分を見る。宮殿の建物は後苑チケットなしで見学でき、敷地内のガイドツアーについては窓口で尋ねてください。隣には昌慶宮があります。
日本から来る人向けのまとめ
- 時差なし。韓国時間10:00の販売開始は日本時間でも10:00です。出発前に日本から予約しておけます。
- 日本語回は週3日・1日1回。水・金・日の13:30だけなので、旅程の「昌徳宮の日」をこの曜日に合わせるのが一番の近道です。
- チケットは2枚必要。昌徳宮の入場券(3,000ウォン)と後苑チケット(5,000ウォン)は別で、統合観覧券を持っていても後苑分は別に買います。
- 15分前に後苑入口へ。正門からは中を歩くので、宮殿の見学を先に済ませておくと慌てません。
- 確認日:この記事の数字はすべて2026年8月23日時点の公式情報です。2027年1月の料金改定が予告されているので、訪問前に公式サイトで再確認してください。
安国(アングク)駅までの行き方や周辺の移動は /guide/transport と /guide/seoul を参照してください。
よくある質問
Q. ガイドツアーなしで後苑を見学できますか?
できません。個人での自由観覧は不可で、時間指定のガイドツアーでのみ入場できます。定員は1回100名です。
Q. ネット予約はいつ始まりますか?
訪問日の6日前(訪問日当日は数えない)の韓国時間10:00から前日まで。1人1日10枚までです。日本との時差はありません。
Q. 日本語ツアーはいつありますか?
通年で13:30の1回、水・金・日曜のみです。日程は天候などで調整されることがあるので、予約サイトで日付ごとに確認してください。
Q. 当日券は買えますか?
買えます。各回100席のうち50席は宮殿の窓口で9:00から全回同時に先着順で販売されます。混雑期は開門前に並んでください。
Q. 昌徳宮の入場券や古宮統合観覧券に後苑は含まれますか?
含まれません。後苑ツアーは別チケット(19〜64歳 5,000ウォン)です。6,000ウォンの統合観覧券は4宮と宗廟をカバーしますが、後苑は対象外です。
Q. 予約したのに行けなくなったら?
ネットでキャンセルできます。開始2時間前まで無料、2時間以内は10%の手数料、開始後は返金なし。未払いの予約は支払期限で自動キャンセルされます。
出典
- 宮能遺跡本部 — 後苑特別観覧の時間表と定員(統合予約) — 確認 2026-08-23
- 宮能遺跡本部 — 観覧料金(昌徳宮・後苑・古宮統合観覧券) — 確認 2026-08-23
- 宮能遺跡本部 — 昌徳宮FAQ(予約期間、当日販売9:00開始、1人10枚、外国語回のルール) — 確認 2026-08-23
- 宮能遺跡本部 — お知らせ:2024年5月20日からの古宮統合観覧券の変更 — 確認 2026-08-23
- 宮能遺跡本部 — 昌徳宮観覧コース(後苑コース図) — 確認 2026-08-23
- 後苑公式チケット販売サイト — 利用案内(支払期限、キャンセル手数料、15分前入場ルール) — 確認 2026-08-23
- 国家遺産庁ポータル — 昌徳宮観覧案内(季節別開館時間、最終入場、休館日) — 確認 2026-08-23
- Visit Seoul(ソウル観光財団) — 昌徳宮 後苑 — 確認 2026-08-23
- Visit Korea(韓国観光公社) — 昌徳宮 — 確認 2026-08-23
- 韓国文化財財団 — 2026 昌徳宮 月灯り紀行(上半期) — 確認 2026-08-23
- Korea.kr 報道資料 — 2023年試験運用:無料観覧と後苑定員の拡大 — 確認 2026-08-23
- Insight(報道) — 宮殿入場料を2027年1月1日から改定、新料金は2026年11月発表 — 確認 2026-08-23
執筆・管理:OPDADA · 最終確認 2026-08-23 · 誤りにお気づきの方はお知らせください。本ページは一般的な情報であり、法律・税務・投資に関する助言ではありません。制度・料金・日程は変わるため、実際の判断の前に公式情報をご確認ください。