韓国旅行の予算ガイド
韓国は、旅費の面で「ちょうどいい」国です。食事や交通は日本より安く、東南アジアよりは少し高め。そして、しつこい客引きや不透明な追加料金がほとんどなく、表示価格がそのまま支払額になる安心感があります。チップも不要(日本と同じ)です。この記事では、2026年時点のリアルな価格を円換算の感覚つきで日本人向けにまとめました(価格は目安で、1,000ウォンはおおよそ110円前後。レートは変動するため為替レートツールで最新をご確認ください)。
日常の目安価格(円換算つき)
- 地下鉄・バス(T-money/티머니・ティモニ):1回 約1,500〜1,700ウォン(約160〜190円)
- キンパ(김밥・キンパ)やコンビニ弁当:約3,500〜7,000ウォン(約400〜800円)
- 一般的な食堂の定食(キムチチゲ+ごはん):約9,000〜13,000ウォン(約1,000〜1,400円)
- 焼肉(サムギョプサル等・1人/ドリンク込み):約20,000〜35,000ウォン(約2,200〜3,900円)
- カフェのアメリカーノ:約2,000ウォン(激安チェーン)〜5,500ウォン(約220〜600円)
- 食堂でのビール・焼酎:1本 約5,000〜6,000ウォン(約550〜700円)
- タクシー(15分ほど):約10,000〜15,000ウォン(約1,100〜1,700円)
- 博物館・宮殿の入場料:無料〜約3,000ウォン(無料の施設も多数)
- ゲストハウスのドミトリー:約25,000〜45,000ウォン(約2,700〜5,000円)
- ビジネスホテル(ダブル):約80,000〜150,000ウォン(約9,000〜16,000円)
- KTX ソウル→釜山(부산・プサン/片道):約59,800ウォン(約6,600円)
いずれも主要都市の目安で、時期や店により変わります。ウォンの金額は為替レートツールでその場で円換算すると安心です。
1日の予算 3パターン
- 節約派 — 1日 約70,000〜90,000ウォン(約7,700〜9,900円/約$50〜65):ドミトリー泊、キンパや屋台、移動は地下鉄中心、無料の宮殿や市場めぐり。韓国はこの価格帯が本当に優秀で、「安い=我慢」ではなく、安い食事がちゃんとおいしいのが魅力です。
- 快適派 — 1日 約150,000〜220,000ウォン(約16,500〜24,000円/約$110〜160):ビジネスホテル泊、食堂の食事に焼肉を1回、疲れたらタクシー、KTXで日帰り小旅行。いちばん多いスタイルです。
- 贅沢派 — 1日 約350,000ウォン〜(約38,500円〜):明洞(명동・ミョンドン)や海雲台(해운대・ヘウンデ)の上質なホテル、コース料理、値段を気にしない旅。それでも、東京で同じ内容の旅をするより安く収まります。
お金が静かに消えるポイント(と防ぎ方)
- カード決済の「自国通貨払い(DCC)」 — 決済時に「円で払いますか?」と聞かれたら、必ずウォン(KRW)建てを選びましょう。円建ては一見便利ですが、3〜8%ほど上乗せされた不利なレートが隠れています。
- 空港の両替所 — 国内でいちばんレートが悪い場所です。コンビニ等のグローバルATMでの引き出しや、海外対応のトラベルカード(Wise/Revolutなど)が韓国でも問題なく使えます。
- カフェのはしご — 韓国のカフェは魅力的ですが、6,000ウォンのラテを重ねると一気にかさみます。メガコーヒー(메가・メガ)、コンポーズ(컴포즈・コンポジュ)、パイクスコーヒー(빽다방・ペクタバン)などの激安チェーンなら、本格アメリカーノが1,500〜2,500ウォンです。
- 「安いから」のタクシー — たしかに安いのですが、1日に5回の短距離で60,000ウォン。同じ移動を地下鉄なら8,000ウォンで済みます。
予想より安いもの・高いもの
予算がズレるのは、たいてい「日本の感覚」で見積もったとき。旅立つ前に、ざっくり感覚を合わせておきましょう。
- 安い:外食。 チップ不要、無料でおかわりできるおかず(パンチャン・반찬)、無料の水。しかも安い店ほど残念ということがなく、しっかりおいしいのが韓国です。
- 安い:移動。 交通費が安く、「観光客料金」の上乗せがありません。地元の人と同じ値段で乗れます。
- 高い:フルーツ。 韓国では贈答品にもなり、スーパーの値段は高め。伝統市場で買うか、たまのご褒美と考えるのがおすすめです。
- 高い:洋食。 ブランチ、パスタ、バーガー、輸入食材は、隣の韓国料理店のほうがずっと安くておいしいことも。地元の味を選べば、予算は自然に整います。
- 時期で跳ねる:宿泊費。 連休や祭りの週末、特にビーチのある都市は高騰します。日程に融通がきくなら、1〜2日ずらすだけでクーポンより効きます。
見落としがちな「無料」レイヤー
韓国は、本当に無料で楽しめるものが驚くほど豊富。1日に1つ組み込むだけで、旅全体の予算がぐっとラクになります。
- 街なか登山 — 地下鉄の駅から、本格的な山の登山道が始まります。無料で絶景、とても韓国らしい体験です。
- 漢江(한강・ハンガン)の公園 — ソウルっ子が実際にくつろぐ場所。コンビニのおやつを持ち込めば、定番のローカルな夜の完成です。
- お寺と古い街並み — 街中のお寺の多くは無料で散策でき、韓屋(한옥・ハノク)の街並みはチケット不要のオープンな通りです。
- 市場そのものが娯楽 — 伝統市場を1時間ぶらつくのは無料。おいしそうなものに負けたときだけ、少しだけ払えばOKです。
ソウルで快適に過ごす1日の内訳(例)
ホテル 110,000ウォン・宮殿の入場 3,000ウォン・昼はビビンバ 11,000ウォン・午後のカフェ 5,000ウォン・1日乗った地下鉄 6,000ウォン・ドリンク付き焼肉ディナー 30,000ウォン・夜のコンビニ 6,000ウォン——しっかりおいしい夕食まで含めて合計 約171,000ウォン(約18,800円/約$125)です。「快適派」の1日が、東京の同等プランよりずっと軽い出費で収まるのがわかります。
日本人がやりがちな予算ミス
- 現金を替えすぎる。 韓国はカード社会。多めに両替すると、余ったウォンをまた両替して二重に損をしがちです。少なめに替えて、足りなければ現地で追加を。
- 「1日いくら」と平らに考える。 実際の出費はデコボコで、買い物やサムギョプサルの日は「1日予算」を軽く超えます。1日ではなく、1週間の合計で管理しましょう。
- お土産のじわじわ増加を甘く見る。 コスメ、お菓子、かわいい文具は1つずつは安く、合計で最大のサプライズになりがち。買い物用の予算枠を先に決めておくと、罪悪感なく楽しめます。
- 宿代をケチって、タクシーで払う。 地下鉄から遠い安宿は、深夜のタクシー代と移動時間で差額を取り返されがち。立地も部屋代の一部と考えましょう。
- 最初の2日を見ない。 旅の出だしの48時間が、その後の金銭感覚の基準になります。序盤に使った額をメモしておくだけで、家計簿をつけずとも旅全体が引き締まります。
よくある質問
Q. 韓国旅行は1日いくらあれば足りますか?
2026年時点の目安として、ドミトリー泊で地下鉄中心の節約派なら1日約70,000〜90,000ウォン、ビジネスホテル泊で焼肉も楽しむ快適派なら約150,000〜220,000ウォンです。食事と交通が日本より安いため、東京で同等の旅をするより安く収まることが多いです。
Q. 支払いは現金とカードのどちらが良いですか?
韓国はカード社会で、ほとんどの店でカードが使えます。現金を多めに両替すると余ったウォンをまた両替して二重に損をしがちなので、少なめに替えて足りなければ現地で追加するのがおすすめです。カード決済時に「円で払いますか?」と聞かれたら、必ずウォン(KRW)建てを選びましょう。円建ては3〜8%ほど不利なレートが隠れています。
Q. 両替はどこでするのがお得ですか?
空港の両替所は国内でいちばんレートが悪い場所です。コンビニなどにあるグローバルATMでの引き出しや、WiseやRevolutなどの海外対応トラベルカードが韓国でも問題なく使えます。
Q. 韓国で予想より高いものはありますか?
フルーツと洋食(ブランチ・パスタ・バーガーなど)は日本の感覚より高めです。逆に外食と交通は安く、観光客料金の上乗せもありません。宿泊費は連休や祭りの週末に高騰するので、日程を1〜2日ずらせるなら大きな節約になります。