はじめての韓国 最初の1週間

韓国に着いてから最初の1週間にやるべきことを、SIM・Tマネー・銀行口座・外国人登録の順に整理しました。コンビニ活用術や必須アプリなど、…

韓国での最初の数日間は、「電話番号がないと銀行口座が開けない」「口座がないと使えないアプリがある」というように、手続き同士が複雑に絡み合っています。この記事では、日本から到着したばかりの方に向けて、実際にスムーズに進む順番で「やることリスト」を整理しました。数日の観光で来た方と、留学や駐在などで長く滞在する方とでは必要な手続きが異なるため、その違いもその都度分けて説明します。

1日目:SIM・eSIMで韓国の電話番号を確保する

韓国では、現地の電話番号がないとスムーズに進まないことが非常に多くあります。銀行もアプリも、韓国の番号あての認証を前提にしているためです。現地の番号は、銀行やアプリが本人確認の照合先にする、いわば滞在全体の土台です。進め方は滞在期間によって2通りに分かれます。

ここで日本人がよく戸惑うポイントがひとつあります。韓国のアプリの多くは、韓国のキャリアに紐づいた電話番号によるSMS認証を要求します。データ通信専用の海外用eSIMの番号では、この認証コードのSMSを受信できないことが多いのです。現地のサービスをしっかり使いたい方は、SMS認証を受けられる番号付きのSIMを選んでください。

1〜2日目:Tマネー(T-money)を買う

Tマネー(T-money)は、日本の交通系ICカードにあたる韓国の交通カードです。地下鉄・バスはもちろん、タクシーや多くのコンビニでもタッチで支払えるので、「滞在中いちばん役に立つ持ち物」と言っても過言ではありません。

CU、GS25、セブンイレブン、emart24など、どのコンビニでも買えます。レジで「Tマネーカードをください」と伝えれば大丈夫です。カード本体は3,000〜4,000ウォン程度が目安で、そこに現金でチャージして使います。バスと地下鉄を乗り継ぐ際は、降車時のタッチから乗車時のタッチまでが30分以内なら乗り換え割引が自動で適用されるのも便利な点です。使い切れなかった少額の残高は帰国時にコンビニで払い戻せるので、多めにチャージしてもむだになりにくいのも安心です。なお、チャージ額をいくらにするか迷ったら、為替レートは日々変わるので、現地の最新レートを確認してから予算感を決めると安心です。

2〜4日目:銀行口座 — 外国人登録証(ARC)がほぼ前提

長期滞在者にとって、ここが最も手こずるステップです。現実的な状況を整理すると次のとおりです。

数日〜数週間の観光であれば、韓国の銀行口座は基本的に不要です。海外発行のカードと現金、Tマネーの組み合わせでほとんどの場面をカバーできます。

1週目:外国人登録(ARC)の予約 — 長期滞在の方へ

登録が必要なビザで滞在する場合、原則として入国後の定められた期間内に、管轄の出入国管理事務所で外国人登録証(ARC)の申請を行う必要があります。窓口は予約なしで行くと長時間待つことになりがちなので、公式の予約システムから早めに予約を取りましょう。

必要な手続きや期限はビザの種類によって異なります。必ず公式サービスである「Hi Korea」と、ご自身のビザ書類で最新の条件を確認してください。この記事はあくまで一般的な情報であり、出入国管理に関する助言ではありません。

コンビニは最初の1週間の生命線

CU、GS25、セブンイレブン、emart24は街の至るところにあり、24時間営業です。日本のコンビニに慣れた方でも、「ここまで頼れるのか」と感じる場面がきっとあるはずです。

最初に入れておきたいアプリ

いずれも到着直後から出番のあるアプリばかりなので、日本にいるうちにインストールしておくと安心です。まとめとして、最初の1週間のチェックリストを挙げておきます。

この順番どおりに進めれば、手続き同士の「にらみ合い」でつまずくことはほとんどありません。

よくある質問

Q. 短期の観光でも韓国の銀行口座は必要ですか?

いいえ、基本的に不要です。銀行口座が本当に必要になるのは長期滞在者で、多くの銀行では外国人登録証(ARC)が前提になります。旅行者は海外発行カード+現金+Tマネーで、ほとんどの場面に対応できます。なお、長期滞在に切り替える場合は、梨泰院や江南、大学周辺など英語対応デスクのある大きめの支店で相談するとスムーズです。

Q. 日本で契約したデータ専用eSIMだけで乗り切れますか?

地図や検索など、データ通信だけで済む用途なら問題ありません。ただし韓国のアプリやサービスの多くは、韓国キャリアの番号によるSMS認証を求めるため、データ専用の番号では認証コードを受け取れないことがあります。現地のアプリを使い込みたいなら、SMS認証に対応した番号付きのSIMを選びましょう。

Q. Tマネーの残高は帰国前に戻せますか?

少額の残高であればコンビニで払い戻しできます。条件や手数料は変わることがあるので、店頭で確認してください。カードそのものは手元に残しておき、次の韓国旅行に備えるのもひとつの方法です。