【韓国生活の基本】ゴミの分別と出し方完全ガイド
ゴミは「指定袋」に入れて捨てるのが鉄則
韓国でゴミを捨てる際、もっとも重要なルールが「従量制」であることです。日本のように半透明の袋で何でも出せるわけではなく、自治体指定のゴミ袋(쓰레기봉투:スレギボントゥ)を購入しなければなりません。スーパーやコンビニ(CU、GS25、7-Elevenなど)のレジで「スレギボントゥ ジュセヨ(ゴミ袋をください)」と言えばすぐに出してくれます。
価格は自治体や袋のサイズによって異なりますが、だいたい1枚あたり300ウォン(約35円)から1,000ウォン(約115円)程度。この袋代には処理・焼却費用が含まれているため、袋を使わずに投棄すると回収してもらえないだけでなく、罰金の対象となることもあります。このシステムのおかげで、韓国では自然とリサイクル意識が高まるようになっています。
迷いやすい「3種類の分別」を理解しよう
韓国のゴミ分別は大きく分けて「一般ゴミ」「生ゴミ」「リサイクル」の3つです。
一般ゴミ(일반쓰레기):指定の白やベージュの袋に入れます。ティッシュやオムツ、ペットのトイレ砂などが該当します。ここに生ゴミを混ぜると、袋の中身がチェックされて罰金が科せられるケースもあるため注意が必要です。
生ゴミ(음식물쓰레기):専用の袋(ピンクや黄色など自治体により色が異なります)に入れて捨てます。原則として「動物の飼料になるもの」が対象です。注意が必要なのは「硬いもの」。玉ねぎの皮、卵の殻、動物の骨、ティーバッグなどは、肥料や飼料にならないため、すべて一般ゴミとして処理します。ここが日本と大きく異なる注意点です。
リサイクル(재활용):紙、缶、瓶、透明ペットボトルは、中を洗って乾燥させてから分別します。ラベルは剥がし、ペットボトルは潰して出すのが基本。油汚れがひどい容器はリサイクル不可なので、迷わず一般ゴミへ回しましょう。
住居タイプで変わる回収ルール
ゴミを出す場所とタイミングは、住んでいる物件によって異なります。
アパート(大型団地)の場合:敷地内に専用の回収所が設置されており、ほとんどの場合いつでも捨てられます。生ゴミはRFIDチップ内蔵の計量機で重さを量り、月々の管理費に加算されるスマートなシステムが多いです。
ヴィラ・ワンルーム・オフィステルなどの場合:決まったゴミ集積場がないことが多く、建物の入り口付近や指定の場所に回収日の夜(18時〜24時頃)に出すのが一般的です。近隣の迷惑にならないよう、必ず建物の掲示板や大家さんの案内で「回収曜日」を確認してください。
大型ゴミと家電の正しい処分方法
家具やスーツケースなどの大型ゴミは、そのまま出しても回収されません。自治体のセンターやWebサイトで「大型廃棄物シール(대형폐기물 스티커)」を購入し、貼付して出す必要があります。貼らずに出すと不法投棄とみなされ、厳しい罰則が待っています。
ただし、家電製品には特別な救済措置があります。2026年現在、小型家電を含むすべての廃家電は「廃家電訪問回収サービス(1599-0903)」を利用すれば無料で回収してもらえます。わざわざシールを買う必要がないため、家電を捨てる際はまずこの専門サービスを検討するのが賢い選択です。
梱包材の取り扱いもシビアに
韓国はプラスチックの分別に非常に厳しい国です。パッケージにある「リサイクルマーク」を確認する癖をつけましょう。特にネットショッピングで届いた段ボールは、テープや伝票をすべて剥がし、平らにして紐で縛るのがマナーです。発泡スチロールも、白い状態でテープや汚れが一切なければリサイクル可能ですが、汚れている場合は一般ゴミとなります。少しの手間を惜しまないことが、近隣トラブルを避ける第一歩です。
よくある質問
Q. 生ゴミと一般ゴミの判断基準は?
「動物が食べられるかどうか」が基準です。ただし、骨や硬い殻、種などは例外的に一般ゴミとして扱います。
Q. 引っ越したばかりで回収日がわかりません。
建物の入り口やエレベーター内の掲示板を確認してください。記載がない場合は、大家さんや近隣住民がゴミを出している曜日と時間を観察するのが最も確実です。
Q. 古い家電を捨てたいのですが、シールは必要ですか?
家電の場合は「廃家電訪問回収サービス」を利用すれば無料かつシール不要で引き取ってもらえます。Webまたは電話で予約が可能です。